
鼻の病気
鼻の症状

以下の症状の他にも気になることがありましたら、ご来院ください。
●鼻が痛い
●鼻がつまる
●鼻水が出る
●鼻血が出る
●鼻が痒い
●くしゃみが止まらない
●のどに鼻水が流れる
●においがわからない
●鼻が腫れる
●鼻が乾く
鼻の病気
アレルギー性鼻炎・花粉症
鼻の粘膜がアレルギー反応を起こし、鼻水、鼻づまり、くしゃみを引き起こします。一年中症状が出る通年性のアレルギー性鼻炎(ハウスダストやダニが原因)と季節が限定される季節性のアレルギー性鼻炎があります。採血で原因を調べることも可能です。内服薬や点鼻薬で治療を行います。
慢性鼻炎
鼻粘膜に慢性的な炎症が生じて起こる鼻炎です。
慢性鼻炎では、鼻水・鼻がつまる・頭が重い感じ・においが分かりにくい・鼻水がのどに落ちる・痰・咳などの症状がみられます。慢性鼻炎に含まれる主な鼻炎は、加齢性鼻炎・妊娠性鼻炎・血管運動性鼻炎・薬剤性鼻炎・乾燥性鼻炎・肥厚性鼻炎・萎縮性鼻炎などがあります。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎の多くは風邪をこじらせ副鼻腔に細菌感染が起こることで発症しますが、近年増加傾向にあるのがアレルギー性鼻炎からの合併による発症です。副鼻腔炎を合併するアレルギー性鼻炎患者は全体の約4割にも及ぶとされ、花粉のシーズンは過ぎたのに鼻の症状が治まらないと思ったら実は副鼻腔炎を合併していたというようなケースも多く認めます。
さらに副鼻腔炎の炎症により耳と鼻をつなぐ耳管の入り口を塞いで耳閉感を生じたり、そこから感染が波及し中耳炎を合併したりします。
慢性副鼻腔炎
副鼻腔炎の炎症が3ヶ月以上続いている状態です。蓄膿症ともいいます。
鼻水が止まらない、鼻水がのどに回る、変な臭いがする、臭いがわからない、常に鼻がつまり口呼吸になる、などの症状があります。
鼻の中にポリープができることがあり、鼻詰まりが続くこともあります。原因としては、細菌やウイルスの感染の遷延、真菌(カビ)の感染、上の歯の付け根の炎症などがあります。
嗅覚障害
においの感覚が弱くなる、もしくはにおいを全く感じない状態です。
においの感覚は、空気中のにおい分子が鼻から入り、鼻の奥にある嗅細胞を刺激し、脳にある嗅覚中枢に伝わることで引き起こされます。このにおいの伝達経路が障害されることにより嗅覚障害が生じます。
原因として、アレルギー性鼻炎による鼻粘膜の腫れや鼻腔ポリープ(蓄膿症)によるにおい分子の通り道の障害、ウイルス感染による嗅神経細胞の破壊、頭部外傷や脳腫瘍による脳自体の障害などが挙げられます。
嗅覚障害は発症から長期間経過すると改善しにくいといわれています。